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【注目企業特集】エグゼクティブインタビュー企画~企業が求める人材とは~

プロフィール

積水ハウス株式会社
積水ハウス株式会社 (会社概要はこちら)
取締役 常務執行役員 関連企業 担当、人事部長  内田 隆様

1976年横浜市立大学商学部を卒業し、積水ハウスに入社。2002年経理部長就任、2004年執行役員就任。2006年取締役常務執行役員に就任し、2010年埼玉営業本部長を経て、2012年2月に人事部長委嘱、5月に関連企業担当、現在に至る。

 

競合優位性、市場での位置など、貴社現在の御状況について教えてください。

リーディングカンパニーとして“価値のある住宅”を提供しマーケットを創造する

積水ハウス株式会社  まだあまり「環境」に目が向けられていなかった1999年に、当社は「環境未来計画」を策定し、個別に進めていた環境対応を横断組織の下で統合し、経営課題として先進的に取り組んできました。その過程で、「温暖化防止」「生態系保全」「資源循環」への業界のトップランナーとしての積極的な取り組みをお約束して、2008年6月に環境省から「エコ・ファースト企業」として認定を受けています。実際にCO2排出量の削減は1990年比で55.7%(2012年)まで進み、お客様とともに進めているお客様宅の庭での植栽本数は2012年には単年で100万本を超えました。資源循環においても施工現場や当社建物のリフォーム現場などで100%ゼロエミッションを達成しています。

 また、建物の揺れを約2分の1に低減する当社オリジナルの制震装置「シーカス」は国土交通大臣認定を受けており、東日本大震災でもその効果が認知され、東北を中心に全国でその搭載率が上昇しています。また、空気環境に配慮した「エアキス」や、2階建てアパートの上階からの衝撃音を約2分の1に低減する高遮音床システム「シャイド55」なども大変好評で、他社様との差別化にもつながっています。また、当社は事業ドメインを“住”に特化した3つのビジネスモデル「請負型」「ストック型」「開発型」に集約し、ブランドビジョンに「SLOW & SMART~ゆっくり生きてゆく、住まいの先進技術~」を掲げています。いつまでも変わらない住まいの快適性(SLOW)を大切にしながら、先進の技術(SMART)で応えていくというものです。現在はとかく「SMART」に注目が集まりがちですが、当社は「SLOW」にも着目し、技術だけではない本質的な「住む」ことへの追求も両立させた住まい提案を行っています。

 1960年の創業以来、当社が提供した住宅(累積建築戸数)は213万戸に達しています。世界を見渡してもこれだけの住宅を供給している会社はありません。同時にそれだけのお客様にお暮らしいただいている以上、常に社会に必要とされる会社として存続しなくてはならないという“責任”があります。そういう意味でも、企業の社会的責任(CSR)を果たしていくことはとても重要であると考えてあらゆることに取り組んでいます。安全・安心・快適で高品質な住宅にエネルギー不足問題を解消する省エネ・創エネ設備を組み合わせていく。社会のニーズに合わせて価値のある住宅を一つひとつ提供していく。リーディングカンパニーとしてマーケットを創っていく。それが今につながっているのだと考えています。

貴社の3年後のビジョンや事業戦略について教えてください。

原点回帰で「住」に特化を宣言し地道に着実にシェアアップを図る

積水ハウス株式会社  少子高齢化が進み、世帯数の減少も見込まれ、住宅建築戸数は減少傾向にあり、住宅産業の未来は厳しいのではないかとお考えの方もおられるかもしれません。確かに年間住宅建築戸数が再び100万戸の大台に乗るような時代は来ないでしょう。しかし、私たちが年間に供給している戸数は4万5千戸余り。シェアにして5%程度です。先ほど申し上げたような長く住み続けられる高品質な住宅への強いニーズがあることからも国内でまだまだシェアの拡大を図っていくことができると考えています。また、ストック事業や海外事業もさらなる拡大が可能です。

 ストック事業とは、積水ハウスの建物のメンテナンスやリフォーム、そして、一括借り上げ型の管理事業です。213万戸、中には建て替えられた建物もありますが、それだけのストックを有している強みを活かして、長く快適に住み継いでいただくための提案を都度行っていきたいと考えています。また、賃貸住宅(アパート)も当社事業の柱ですが、2012年度に管理室数が50万室を超えました。入居率は96%に上ります。当社のアパートはその品質から家賃が落ちにくい傾向にあります。イニシャルコストは高くても、20年、30年でみると採算性がかなり違ってくるのです。また、リフォームは、お客様に対する責任施工の観点から、当社建物のリフォームに限定して行っていましたが、他社の住宅もきっちりと対応できる体制を整えましたので、リフォーム事業のすそ野が大きく拡大することになります。良い家は10年目20年目といった節目にきちんとメンテナンスしながら丁寧に使えば100年単位で使用することができます。そのためにもお客様からご信頼いただき、末永く良い関係を続けさせていただくことがとても大切になります。そのような関係が築ければ、累積建築戸数213万戸は事業を推進していく上で相当な“力”になります。

 それから海外です。海外事業は、2012年度、実質2年で黒字になりました。最初の海外進出は早く、昭和40年代に試みたことがありますが、その時はうまくいかずに撤退しました。こうした過去の経験もあり、一度に大きな投資をするのではなく一つひとつ地道に着実に拡大していきます。

今後貴社で活躍できる人材像(新卒対象)。

明確に目標を定め、謙虚かつ前向きに挑戦し続けられる人

積水ハウス株式会社 展示場の綺麗なイメージから、住宅営業の仕事は待っていたらお客様の方からいらしてくださるもの、と思っている方もいます。しかし、営業の仕事ですからハードな面もありますし、泥臭い地道な仕事です。面接の場で「こんな仕事がしたい」と言っても、実際どこに配属され、どんな仕事に就くことになるかは分からず、結果的にやらなければならない仕事が自分の好きな仕事であるとは限りません。やりたいと思って就いた仕事でも思い描いていた仕事とは全く違うことはよくあります。大切なのはその時どう行動するかです。人間に生まれたことや、人参は赤いとか大根は白いとか、こういったことは宿命であり変えることはできません。宿命は変えられませんが運命は変えることができます。自分が望んで就いた仕事が実際どういうものかわかった時、そこから自分で切り開いていく。それが運命なのです。運命を受け入れて切り開いていく。運命はいくらでも変えられる。そういう気持ちを持っていて欲しいと思います

必ず売れる営業スタイルなど存在しません。みんな違います。ひとつ共通していることがあるとすれば、それは、お客様と喜びを分かち合える人、誠実にやっていくことができる人であるということです。私たちの商品は、お客様にとって一生に一度の大切なお買い物です。お客様に出会った時から一生のお付き合いをさせていただきたいという強い気持ちを持って接していく、誠実な姿勢の上にそういう粘り強さがあれば、やっていくことができる仕事と言えるかもしれません。自分の個性を十分に活かして、自由にやって欲しいのです。前向きな失敗は会社がしっかりとフォローするので、失敗を恐れずにどんどん失敗していただいて、自由にやってもらいたいと思っています。大切なことは、嘘をつかない誠実さや基本的なマナー、人間力です。知識は、会社に入ってからで十分です。学生時代には色んな経験をしてきてください。それこそが社会人になったあなたの財産になるはずです。



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