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みん就(みんなの就職活動日記)

【PR企画】伝わるプレゼンテーションとは

伝わるプレゼンテーションとは 内定をつかみ、社会で活躍する秘訣

エンタメプロデューサー編自分だけのストーリー展開で、感動させるプレゼンテーション

自分が感じたことを言葉でどう表現するか、オリジナリティを持てるかが大切

次々と大ヒット映画を世に送り出し、作家として小説も出版されている映画プロデューサー 川村元気さんにインタビューしました。

PROFILE

東宝株式会社 映像本部 映画企画部 映画プロデューサー
川村 元気 氏

『電車男』『悪人』『告白』『モテキ』など、数々のヒット映画を企画・プロデュース。2010年、米The Hollywood Reporter誌の「Next Generation Asia 2010」に選出、2011年、優れた映画製作者に贈られる「藤本賞」を史上最年少で受賞。2012年には小説を執筆し、処女作となる『世界から猫が消えたなら』を出版。雑誌などの連載も複数抱える、才能にあふれた気鋭の映画プロデューサー。

東宝株式会社 映像本部 映画企画部 映画プロデューサー 川村 元気 氏

最悪の状況を想像することで、妥協しない映画づくりができる

映画づくりは、人と人との組み合わせです。スタッフが全員同じベクトルを向いていなければいい作品はできません。
そのためには、多くの人に自分の意見や想いを伝える必要があるので、伝えるポイントをわかりやすくすることが重要です。

自分が面白いと思ったこと、感動したこと、違和感を覚えたことなどを、自分の言葉にして相手に伝えます。
面白いと感じたことを自分の言葉にすることが、映画づくりの出発点です。

みんなを説得するときや、もっとこだわりたいとき、妥協してしまいそうなときなどには、映画が公開初日に大コケしたことを想像してもらうようにしています。
最悪な状況やダメな姿を想像して、そうならないために、今の判断が後悔しないものか、この妥協に悔いが残らないかといったことを考えてもらうのです。
すると、誰も後悔はしたくないので、あと一歩踏み込んで考えたり判断したりするようになるのです。そして結果として、多くの人に観てもらえる映画が生まれると思います。

自分だけのストーリーで、相手を自分の世界に引き込む

私が映画づくりや小説を書く上でヒントにするのは、日常のささいな違和感やトラブル。今回の小説は、私生活で携帯電話を失くしたことがきっかけとなり、そこに今まで私の中に蓄積したいろいろな考えを結び付けてストーリーを完成させました。

携帯電話を失くしたことがある人は、多くいるでしょう。「失くして困った」というのは、誰もが感じること。その先の自分が感じたことをどういう言葉で表現するか、オリジナリティを持てるかが、ストーリーづくりには大切だと思います。携帯電話を失くし電車に乗ったとき、普段なら携帯電話を見るのですが、携帯がないので窓からの景色を眺めていました。そのとき、空に虹が出ていたのです。他の乗客はみんな、自分の携帯電話に目を落としている。この車両で虹を見たのは私だけ。そのときに自分だけが特別な場所にいるような気分になりました。

「何かを得るためには何かを失わなくてはならない」という私の伝えたいことと重なり、ストーリー作りが膨らんでいきました。

誰もが使う言葉や言っている意見と同じでは、自分の想いや考えが相手に伝わりづらい。説得力がないんです。自分だけが感じること、自分だから感じたことを、自分の言葉で伝えることで、オリジナルストーリーが生まれます。

私は、普段から人や街の様子を観察して、自分の中でストーリーを考えます。妄想ですね。でもそれは、映画や小説づくりに役立っていると思います。
しっかりしたストーリーをつくることは、プレゼンでも重要ですよね。自分だけのオリジナルストーリーがあれば、自分の世界に相手を引き込んで理解してもらうことができますから。

川村氏のプロデュース作品

映画「宇宙兄弟」(Blu-ray&DVD)
映画「宇宙兄弟」(Blu-ray&DVD)

2人で一緒に宇宙へ行こう。幼い頃にともに宇宙飛行士になる約束をした兄弟。時がたち、弟はNASAの宇宙飛行士として間もなく月へ旅立とうとしていた。そのとき兄は会社をクビに・・・。兄は弟からの一本の電話によりふたたび夢を追いかけ始める。

大人気漫画を映画化し、興行収入15億円超の大ヒットを記録した本格宇宙(兄弟)映画が、Blu-ray&DVDで登場!発売中

監督:森義隆
脚本:大森美香
出演:小栗旬、岡田将生

川村 元気 氏

絞り込んだ要素と想像を少し超えた展開が、感動を生む

今回発表した小説は、私自身の思考方法のプレゼンとも言えます。私の考えや想いを、小説という形で表現しました。もちろん、映画の仕事で自分がプレゼンすることも、人のプレゼンを聞くこともあります。しかし、どんなに良いストーリーのプレゼンであっても、プレゼン資料に書かれたことを音読するようなプレゼンでは、全く心に響かないし、面白くありません。

映画づくりでも共通していますが、メッセージを相手に届けるには、できるだけ簡素にすること。ストーリーの中にはたくさんの要素がありますが、'余計なものを削って伝えたいことだけを残す'作業にはかなり気を使います。簡潔な文字要素と、意外性や驚きといった予想外の展開があると、聞いてもらえるプレゼンになります。
 「これからどうなるんだろう?」と考えさせるエンディングもそうですが、あえて空白をつくることで伝えられるメッセージもあります。ブランクや「間」を効果的に使うことで、受け手の想像力をかきたてたり、意外性や期待を感じさせたりすることができます。

人間は、自分の想像を超えたものに触れたときに感動を覚えます。逆に言えば、想像の範ちゅうでは感動は生まれない。驚きや感動を与えるような、相手がひざを打ってくれるプレゼンができれば成功ですよね。

視点を変えれば、普通のことや欠点もアピールポイントになる

私も、就職活動中に'みんなの就職活動日記'を見ていました。エントリーシートの自己アピールに何を書くか、悩みましたね。マニュアル本などを読んだり、先輩に聞いたりすると、「人に誇れるようなことをひとつだけ絞って書く」ことが良いとされていました。そう書こうとしてみましたが、私は違和感を覚えたんです。
スポーツが得意とか、何かで日本一になったとか、世界中を放浪して貴重な体験をしたとか、そんなエピソードはありません。映画は撮っていましたが、それほど打ち込んでいたわけでもなく、人に誇れるようなことがない。

映画のほかにも、音楽やアルバイト、一人旅、もちろん勉強も、非常に広いジャンルのことを、とにかく沢山経験しました。逆に考えれば、ひとつのことではなく、さまざまな経験をしていることが自分のアピールポイントになると気付いたんです。自分なりの着眼点で、自分のオリジナリティを表現するようにしましたね。

価値観が違うところに身を置いて自分自身を見つめれば、ありふれたことや欠点であっても、個性としてアピールできると思います。必ず自分の中にヒントがあります。それを見つけて、自分なりのストーリーで自分の言葉で伝えることが大切です。

就職はゴールではなく、スタートです。
将来の自分の姿を具体的にイメージできれば、現実となる可能性もぐっと高まると思います。

小説「世界から猫が消えたなら」

小説「世界から猫が消えたなら」

30歳郵便配達員、余命あとわずか。彼は1日の命と引き換えに、世界から大切なものをひとつずつ消していく。電話、時計、映画・・・失われていく世界の中で、彼は愛猫とともに、かつての恋人、親友、疎遠になってしまった父の想いに触れていく。そして最後に彼が見つけたのは、亡き母が残したメッセージだった。

消してみることで価値が生まれる。失うことで、大切さが分かる。すでに17万部を超えるベストセラーとなり、本屋大賞にもノミネートされた、感動的、人生哲学エンタテインメント。

川村元気 著
マガジンハウスより発売中

キャリアカウンセラー 高田裕子さんが解説する 就活にはこう活かす!賢いプレゼンテーションの極意

キャリアカウンセラー 高田裕子さん

自分の経験をストーリーにして伝えることは、企業にあなたのことを理解してもらう上で重要なことです。ただ、「すごいストーリーをつくろう!」なんて、思わないことです。川村さんがおっしゃるように、自分が面白いと思ったこと、感動したことなど、そのとき感じたことを、自分の言葉で表現することが大事。変に脚色したり、美化する必要はありません。企業が知りたいのは、出来事そのものよりも、その出来事を通じて、あなたが何を感じ、思い、考え、そして行動したのか、ということ。自分なりの言葉や表現を使って、あなたのオリジナリティを伝えられるストーリーを考えてみましょう。
そしてどう相手に伝えるか?単にだらだら話すのではなく、「いいたいこと」を明確にし、できるだけシンプルにすることが大切です。
川村さんも、「ストーリーの中の多くの要素から、余計なものを削って伝えたいことだけを残す作業にはかなり気を使う」とのこと。いかに相手にシンプルにわかりやすく伝えられるかが重要ですね。

伝えたいことをより明確にするために、ビジュアルの力を最大限に活用しよう「伝わるプレゼン」のために必要な3つのことと6つの方法


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