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想像力と表現力がすべての仕事
私は、この仕事は想像力と表現力がすべてだと感じています。「こんな事故が起こり得るのではないか」、「こういうオプションを付ければ損害を最小限に抑えられるのではないか」と日々考え、それを根気よくお客さまに伝える。もちろん、想像力を働かせるためには、各企業や団体がどのような事業をしているのか熟知していなくてはいけません。また、絶えずアンテナを高くし、社会の変化をいち早く捉えることも重要です。なぜなら、社会が変わるとき、例えば、法律が変わるときなどは、私たちの出番が増えるチャンスであるからです。最近の例を紹介すれば、個人情報保護法の施行によって、多くの企業や団体の情報漏洩リスクをヘッジする必要性から、「個人情報漏えい対応の賠償責任保険」が生まれました。 顧客を熟知し、好きになる
なかでも、大手小売チェーンと新規の保険契約を結んだことは忘れがたい思い出です。せっかく企業営業の部門に配属されたからには、九州有数の大企業、それも今まで取引のないところと契約を結びたいというのは私ならずとも思うもの。ただ、目標としたその小売店は、すでに他社ががっちりと固めており、付け入る隙はありませんでした。私は、まず、その企業のことをよく知ろうと、分厚い有価証券報告書や50周年記念誌などを人づてに取り寄せ、熟読するところから始めました。とにかくその企業を熟知し、好きになろうとしたのです。そのうちお客さまと接点が生まれ、「こいつ、ウチの会社のことをよく知っているな、調べているな」と好感をもたれるようになりました。そうなると、社内報を毎号読ませていただくなど、ますます情報も入り、役員の交代から出店情報までいち早く手に入れられるようになりました。そうした中、新事業の展開にあたって、私たちが提案していた保険に目を留めていただいたのです。1年半から2年くらいかけて掴んだ大型契約。お客さまから、「契約することにしたわ」と言われた時の強烈な高揚感と、その夜飲んだお酒の美味しさは今でも忘れられません。 もちろん喜びの度合は契約の大小とは関係ありません。たとえ額は小さくても、どうしても取りたかった契約が取れたときはやはり美味しいお酒となります。現在は東京に戻り、公務部という部署で、厚生労働省やその関連団体を対象とした営業活動を行なっています。福岡時代が、幅広く業界を知り、見識を広げた仕事であったのに対し、今度は、医療福祉関係が大きなウェイトを占める極めて専門性の高い業務。介護保険の勉強などゼロから必死で勉強をしています。 困ったときに再認識される商品
そもそも、私がこの業界を志望したのは、学生時代、自動車事故を起こし真っ青になっていたものの、保険のお陰で一円も負担せずに済んだという体験がきっかけです。単純と言えば単純な話ですが、保険っていい商品だなと率直に感じ、就活もほぼ保険業界一本に絞って臨んだのです。周囲を見渡しても、何が何でも保険屋になりたいという人はそう多くはいなかったので、私は特殊なケースかもしれませんが、「保険フェチ」と自称するくらい保険が大好きな自分にとっては、いい仕事、いい会社にめぐり合えたと思っています。
1976年兵庫県生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業後、2001年に入社。研修を経て福岡法人部営業一課に配属。2006年、公務第二部営業第一課主任。趣味はお酒。週に4、5日は楽しいお酒を飲んでいる。
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